こんにちは、オルシア訪問看護ステーションの巣山です。
本日は看取りについて、こちらに記載していきたいと思います。
病棟や施設と異なり、家族と同居あるいは家族のもとで看取るということが
ケアマネージャー、訪問看護や訪問診療といった居宅サービスが浸透してきたこともあり、
当事者たちの希望通りの環境を提供することができるようになりました。
<参考>厚生労働省よりでております、看取りの参考資料について
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000156003.pdf
訪問看護を行なっていますと、さまざまな看取りというシーンに遭遇することが多く、その多数が
残された人にとって、”最愛の人”の看取りとなるかと思います。
最愛の人の看取りについて、愛する人との別れは心に深い傷を残す瞬間です。その難しい瞬間に寄り添い、大切な人の最期を迎える経験は言葉に尽くしがたいものです。
では、そこを乗り越えていくためにどのように過ごしていくか?あるいは乗り越えていくかについて
ステーションで考えていることを述べていきたいと思います。
看取るまでの一緒の過ごし方
最愛の人と共に過ごす時間は貴重で、思い出に残る瞬間がいくつもありました。笑顔や涙、共有した喜びと悲しみが、看取るまでの日々を豊かに彩るような。そんな落ち着いた時間を作りつつ、
あくまで平穏とした、いつも通りの過ごし方というのがそれぞれにとって良いのかと思います。
残り時間をできるだけ思い出作りをというふうに意気込むのは、
それぞれにとっても大変になりますし、反動が来るかと思います。
看取った後に立ち直るために
喪失の痛みは深く、立ち直る過程は個人によって異なります。
サポートを受けながら、時間をかけて自分のペースで悲しみと向き合い、
徐々に新しい生活に歩み出ることが大切です。
我々医療スタッフ等がご家族に少しでも早く立ち直っていただくための
フォローを行なっています。お亡くなりになった後のグリーフケア等
ゆるり訪問看護ステーションとして特に力を入れていきたいと考えております。
残されたパートナーの再婚といったパートナー探しはあり?なし?
再婚やパートナー探しといった選択は個人の価値観や感情に依存します。時が経ち心が癒えたならば、新たな愛に向けて進むことも一つの選択肢です。ただし、それは必ずしも必要ではなく、一人で充実した生活を築くことも尊重されるべきですので、どちらについても良いかと思います。
その最期はゆっくりと訪れることもあり、突然訪れることもあります。
ご利用者様やその家族に対しては、そういったことが起こった際に備え、
こちらより人生会議のノートをご準備等、啓発活動を積極的にして行こうと思います。
人生会議 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_02783.html
横浜市では短編ドラマも作成されているようですので、こちらも共有させていただきます。https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kenko-iryo/iryo/zaitaku/acp/ACPdorama.html
オルシア訪問看護ステーションでは利用者様の新規依頼を積極的にお受けしております。
様々な看護経験を積んだ訪問看護、リハビリスタッフが在籍し、難しい症例といった方も受け付けております。
断らない訪問看護ステーションとして頑張っておりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
また、看護師や理学療法士等の募集も積極的に行なっておりますので、
ぜひお問い合わせくださいませ。