こんにちは、オルシア訪問看護ステーション 巣山です。
今回はスタッフ構成について、オルシアの考えを述べたいと思います。
結論は、その人が輝ける配置になっていればまずは良く、内製化なされる状態というのが望ましいと考えてます。
チーム構成において若手主体とベテラン主体と極端に構成された場合、こうなるのでは?という考察を述べてみます。
若手主体のスタッフ(20~30代前半)構成とベテラン主体のスタッフ(40~50代後半)構成についての考察
- 技術面
若手主体のスタッフ
若手スタッフの特徴の一つとして、新しい技術や知識を迅速に吸収する能力が挙げられます。医学の進歩や新しい治療法が日々更新される中で、若手スタッフは最新の情報にアクセスし、それを実践に応用する柔軟性を持っています。さらに、彼らはデジタル技術や医療ITツールの使用に慣れており、電子カルテの管理や遠隔医療の導入などに積極的に対応できます。
ベテラン主体のスタッフ
一方、ベテランスタッフは豊富な経験に基づいた高度な技術を持っています。長年の実践を通じて培われた熟練の技術は、一朝一夕で得られるものではありません。特に緊急時の対応や難しい医療ケースにおいて、その経験に基づいた判断力と技術が非常に重要です。ベテランスタッフは、その経験を若手に伝えることで、全体の技術レベルの底上げに貢献します。
- 機動力
若手主体のスタッフ
若手スタッフは体力があり、フットワークが軽いことが特徴です。急な呼び出しや長時間の勤務にも柔軟に対応できるため、急な患者の変化にも迅速に対応できます。また、チーム内での役割分担やタスクの遂行においても、積極的に動くことができます。
ベテラン主体のスタッフ
ベテランスタッフは、経験に基づいた効率的な動きが可能です。体力的には若手に劣ることもありますが、無駄のない動きや労力の配分を熟知しています。また、病院内外のネットワークを活用し、迅速かつ効果的な対応が求められる場合にも、その人脈を活かして対応することができます。
- 柔軟性
若手主体のスタッフ
若手スタッフは、新しい状況や変化に対して柔軟に対応することが得意です。新しい治療法や技術の導入に対しても前向きであり、学習意欲が高いことから迅速に適応することができます。また、異なる職種との連携やチーム医療の実践においても柔軟な姿勢を持っています。
ベテラン主体のスタッフ
ベテランスタッフは、過去の経験に基づいた多様な対応が可能です。新しい取り組みに対しては慎重になることもありますが、その慎重さが安全性の確保に繋がります。また、複雑なケースに対しても、過去の経験を活かして柔軟に対応することができます。
- 地域の医療ニーズに対して
若手主体のスタッフ
若手スタッフは、地域住民のニーズを敏感に感じ取ることができます。特に、同年代の患者やその家族とのコミュニケーションが取りやすく、彼らのニーズを直接聞き出すことが可能です。また、地域活動やイベントにも積極的に参加することで、地域社会との繋がりを強化し、地域住民の健康維持に貢献します。
ベテラン主体のスタッフ
ベテランスタッフは、長年の地域での勤務経験から、地域の医療ニーズを深く理解しています。地域の特性や歴史を把握しており、地域住民との信頼関係を築いています。また、地域医療機関との連携を強化し、包括的な医療サービスを提供することができます。
総括
若手主体のスタッフとベテラン主体のスタッフ、それぞれの特徴や強みは異なりますが、どちらも地域医療において重要な役割を果たしています。若手スタッフは新しい技術や知識を迅速に吸収し、機動力と柔軟性を持って地域住民のニーズに対応する一方、ベテランスタッフは豊富な経験に基づいた高度な技術と効率的な動きで、安全かつ信頼性の高い医療を提供します。
これら二つの異なる年齢層のスタッフが協力し合うことで、互いの強みを活かし、地域医療の質を向上させることが可能です。若手スタッフはベテランスタッフから学び、ベテランスタッフは若手スタッフのエネルギーと新しい視点を取り入れることで、チーム全体としての成長が期待できます。特に、地域の医療ニーズが多様化する中で、世代を超えた協力と連携が、地域住民にとってより良い医療サービスを提供するための鍵となります。
結論として、若手とベテランの双方のスタッフが互いを補完し合い、共に学び成長することで、地域医療の未来を切り拓くことができるでしょう。両者のバランスと協力が、地域住民の健康と福祉を支える基盤となることは間違いありません。程よくバランスの良いチームを作っていけるといいですね。